ChatGPTの翻訳機能の使い方はどのようにすればいいの?
翻訳ツールにはさまざまなものがあるけれどChatGPTの翻訳機能を利用するメリットはなに?
ChatGPTの翻訳機能にはデメリットがあるの?
あなたは今、このようにお考えですよね。
ChatGPTは、自然な会話で回答を返すAIチャットサービスです。
得意とするのは文章の作成や要約、プログラミングなどがありますが、ChatGPTは翻訳も得意としています。
ここではChatGPTの翻訳機能の使い方やメリット・デメリットについて詳しく解説していきましょう。
ChatGPTの翻訳機能を分かりやすく解説
ChatGPT 翻訳機能の使い方
ChatGPTの翻訳機能の使い方は、プロンプトに以下の2つを入力します。
- 「以下の文章を英語に翻訳して。」と入力する
- 翻訳してほしい文章を入力する
たとえばChatGPTのプロンプトを、以下【****】内のように作成するだけです。
【以下の文章を英語に翻訳して。OpenAI社のAIチャットボットChatGPTは、翻訳機能も搭載されています。 翻訳できる言語も幅広く、ビジネスや外国語の勉強にも役立ちます。】
また、以下のようにプロンプトを作成してもよいでしょう。
【「OpenAI社のAIチャットボットChatGPTは、翻訳機能も搭載されています。翻訳できる言語も幅広く、ビジネスや外国語の勉強にも役立ちます。」を英語に翻訳して。】
こちらでは日本語から英語に翻訳するやり方を解説しましたが、英語を日本語に翻訳する使い方もできます。
ChatGPTは日本語と英語に限らず、幅広い言語に対応しているため、それだけ幅広い使い方ができるでしょう。
ChatGPT、何を言っても答えてくれる。
— くろり (@kiryu_takayoshi) May 2, 2023
でもこんなことより、私は今までSNSで英語でのやりとりは多くありましたが、ChatGPTの翻訳機能の優秀さのおかげでスペイン語でも中国語でもやりとりができるようになったのがありがたいです。
ただ本来言語って翻訳できないものなので、元になる文を精査しないと pic.twitter.com/a9w5KhatrG
翻訳機能の使い方は、ChatGPTに質問の意図が伝わるように、正確な文章をプロンプトに入力することがコツになります。
ここまでの解説をみてわかる通り、ChatGPTでは特別なツールが翻訳機能として実装されているわけではありません。
文章作成や要約機能とともにChatGPT自体が翻訳機能も搭載しているというわけです。
よってChatGPTの翻訳機能の使い方は、文章の作成や要約と同じように、翻訳を実行するための指示と、翻訳してほしい文章をプロンプトに入力する方法で行うと考えておきましょう。
ChatGPTの翻訳機能におけるメリット
ChatGPTの使いどころとしてプログラムコードの助言訂正がある。今まで同様なことはGoogleやYouTubeで検索してたが英語圏のサイトや動画が多く翻訳機能を使っても意味不明の翻訳で役に立たないことが多かった。ChatGPTは英語圏サイトも対象に検索し適切な日本語で回答してくれる。これはマジで役立つ。
— grangaran (@grangaran) April 23, 2023
ChatGPTの翻訳機能におけるメリットは、以下の通りです。
- 自然な会話で翻訳できる
- 正確な文脈に翻訳できる
- 口調を指定して翻訳できる
ブラウザ上で稼働する翻訳ツールとして、Google翻訳やDeepL翻訳などを使えば、簡単にウェブ上の文章を翻訳できます。
しかしこれらのツールでは自然な文章に翻訳することはできず、ところどころ文脈がおかしくなるケースも少なくありません。
チャットでの会話や文脈がおかしくなってしまうと、意図も伝わりづらくなってしまうことが大きな欠点です。
一方ChatGPTは、学習によって自然な会話で正しい文脈に翻訳できるため、文章が読みやすく、会話の意図も伝わりやすくなることが大きなメリットです。
自然な会話を得意とするChatGPTを翻訳機能として活用するメリットは大きいと言えるでしょう。
また外部の翻訳ツールと比較した場合におけるChatGPTのメリットは、口調の指定ができることです。
たとえばビジネス向けの文章、常体(である調)、こどもでもわかる文章など、シーンに応じた翻訳ができます。
外部ツールでは翻訳機能までにとどまり、口調などの文章レベルまでは指定することはできません。
口調の指定ができることは表現の幅が広がるため、ChatGPTの翻訳機能における大きなメリットと言えるでしょう。
ChatGPTの翻訳機能におけるデメリット
ChatGPTの翻訳機能におけるデメリットは、長文や複雑な文章では正確に翻訳できないおそれがあることです。
シンプルな短文であれば正確に翻訳できますが、長文や複雑な文章をでは翻訳後の内容がおかしくなるケースも少なくありません。
学習内容に組み込まれていないことは出力できないためです。
デメリットをカバーするためには、できるだけ短い文章を翻訳することをおすすめします。
またChatGPTだけに頼らず、その他の翻訳ツールでも確認することで、翻訳機能のデメリットをカバーしましょう。
英語の翻訳はChatGPTとDeepLのどっちが良い?と聞かれるけど…今のところの結論としては、「読む」と「書く」で使い分けるのが良いな、と思ってます。
— Kumiko|AI × 英語学習 (@IELTS_expert) April 27, 2023
英語を書くのはChatGPT、読むのはDeepL。
DeepLを使って書いても良いんですが、ちょっと直訳っぽくなる時も多いんですよね… pic.twitter.com/43p36ZRG8D
ユーザーの中には、翻訳ツールの得意・不得意によって、翻訳機能を使い分けているユーザーもいます。
各メリットとデメリットから、英語をかくときはChatGPT、英語を読むときはDeepLをおすすめとしています。
ChatGPTの特徴をつかんで、上手に翻訳機能をご活用ください。
ChatGPTの翻訳機能を分かりやすく解説まとめ
ChatGPTの翻訳機能について解説しました。
翻訳機能の使い方はとても簡単で、プロンプトに「以下の文章を英語に翻訳して。」
と入力して、以下は翻訳したい文章を書くだけです。
翻訳機能のメリットは、正確な文脈にできる、口調を指定できることで、これらについてはChatGPT独自の魅力と言えるでしょう。
一方デメリットもありますので、ChatGPTの翻訳機能をご利用の際には注意して使いましょう。
ChatGPTは文章作成やプログラミングの他にも、翻訳機能が搭載された会話形式のAIチャットツールです。
自然な会話で翻訳できるため、ぜひご活用ください。