ChatGPTの文字数制限はどれくらい?
質問の文字数制限を知りたい。
文字数制限によって回答が途切れてしまったけれど、最後まで読むための解決方法はあるの? あなたは今、このようにお考えですよね。
ChatGPTは、自然な会話で質問して回答を得られるAIチャットサービスです。
質問には回数制限が設けられているため、できるだけ多くのテキストで1回あたりの質問したいという方も多く、そのような方はChatGPTの文字数制限がどれくらいなのかを把握しておきたいはずです。
回答が途切れてしまったけれど、ChatGPTの文字数制限はどれくらいなのか、最後まで読むための解決方法についても把握しておきたい方はいるでしょう。
ChatGPTの文字数制限を詳しく解説
ChatGPTの文字数制限はどれくらい?
ChatGPTはアプリで少し触ったけどイマイチで、PCの方が反応も早いし丁寧だしすごくいい。文字数制限があるのかなんなのか、途中で切れちゃうときがあるのが残念だけど
— 水都 (@Minato_regulus) April 14, 2023
ChatGPTの文字数制限はあるものの、公式的な情報はありません。 そこで実際のユーザーからの声をもとにChatGPTの文字数制限についてまとめました。
- 質問の文字数制限:最大4096トークン / 2500文字相当
- 回答の文字数制限:最大650~880文字前後
質問の文字数制限
ChatGPTでは2500文字を超えて質問できるケースが一般的ですが、確実に3000文字を超えることはできません。
上の質問の文字数制限は日本語の場合ですので、英語での文字数制限はおおよそ4000~6000文字相当になります。
なおChatGPTに質問の文字数制限について質問すると4069と回答があるようですが、これは文字数ではなくAPIのトークンをさしています。
APIとは、ChatGPTのAIシステムから質問や回答をもらうために必要なパーツです。
そしてAPIでは文字数ではなく「トークン」を単位として管理しており、一度の質問では4069トークンまでと制限を行っていることから、ChatGPTでも同じ制限があると考えられるでしょう。
回答の文字数制限
ChatGPTの回答の文字数制限については明確ではありませんが、確実に言えることは日本語の場合、1000文字を超える回答はできないと考えておきましょう。
回答の内容によって最大650~880文字前後くらいになると、内容が途中であっても途切れてしまケースが多いです。
読むことができないとあきらめる必要はないため、詳しくは次項以降で解説していきましょう。
ChatGPTの文字数制限を超えて質問したい場合の解決方法
Chat GPTは1チャットに文字数制限がありますが、プロンプトをこのように工夫することで長いテキストやコードを一気に処理させることができます。
— Hiroki Tsukiyama / 築山弘毅 (@hiroki_artwork) April 15, 2023
「待て!」と「よし!」を覚えさせるのがミソですね 笑
知られていないかもしれないので、誰かのお役に立てば pic.twitter.com/BHcVxNMd8L
ChatGPTの文字数制限を超えて質問したい場合の解決方法は、1セッションあたりの質問で作成するプロンプトを工夫することです。
たとえば以下のように、プロンプトを作成してChatGPTへ1回目を送信します。
- 長文を要約してほしいこと
- これから文章を複数に分けて送信すること
- こちらが「要約を開始してください」を言うまでは処理をはじめないこと
- それまではこちらが送信するたびに「待ってます」とChatGPTに回答してもらいたいこと
するとChatGPTは「待ってます」と返答します。 つづいて質問の本題でもプロンプトを作成して2回目を送信します。
またChatGPTからは「待ってます」と返答があるので、ひきつづき質問内容のプロンプトを作成して3回目を送信します。
ChatGPTから返答を待ってから、プロンプト作成と4回目の送信…と繰り返して質問を行いましょう。
最後の質問の終わりに「要約を開始してください」を記載すれば質問は完了しますので、ChatGPTからの回答を待ちましょう。
このようにプロンプトを作成すれば、1回あたりの文字数制限を超えて長文による質問を行うことができます。
なおChatGPTでの質問では、文字数制限だけではなく、以下の通り回数制限もありますのでご注意ください。
- 無料プランの回数制限:1日あたり5回まで
- ChatGPT Plusの回数制限:数時間あたり**回まで
ChatGPT Plusを利用している有料プランでは、1日あたりではなく数時間当たりの回数制限があり、諸説あるものの2023年3月時点で3時間あたり25回までと考えられています。
回数制限があるため、ChatGPTでは1回あたりの質問でなるべく多くのテキストを入力したいところでしょう。
もし回数制限がかかった場合は、一定期間待つことで解除されますので、ふたたび質問をつづけてください。
ChatGPTの文字数制限で回答が途切れてしまった場合の解決方法
chatgptに質問したら、回答が長文になって、文字数制限になったようで、回答が途切れた。
— いなばの戸締まり❤ (@soonsoul) April 21, 2023
「…重要です。ただし、電」
みたいな切れ方。
そこで、
「ただし、電 の続きを教えてください。」
と質問すると、
「申し訳ありません。途中で途切れてしまいました。続きは、電車が…」と回答してくれた
ChatGPTの文字数制限で回答が途切れてしまった場合の解決方法は、プロンプトに「続けて下さい」「continue」などを記入して送信します。
これでChatGPTの文字数制限をオーバーして回答が途切れてしまっても、最後まで読むことができるでしょう。
ChatGPTの文字数制限を詳しく解説まとめ
ChatGPTの文字数制限について解説しました。
質問や回答には文字数制限があるため、工夫して行う必要があります。
なお質問の文字数制限は、日本語で2500文字、回答では880文字程度が目安になるのではないでしょうか。
もし質問の文字数制限をオーバーしてしまう場合は、プロンプトにすべての質問を送信するまでは回答を行わないという指示を出したうえで、複数回にわけて質問することが解決方法につながるでしょう。
回答では、プロンプトに「続けてください」などと記入して送信すれば、最後まで回答を読むことができるため、解決方法につながります。
ChatGPTの文字数制限をクリアするためには、システムのしくみをきちんと理解することが大切と言えるでしょう。