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ChatGPTのスプレッドシートの使い方を分かりやすく解説

ChatGPTは極めて高性能な対話型AIです。

そんなChatGPTは単体ではブラウザベースですが、少し工夫すればスプレッドシートと連携させた使い方も可能です。

もしそれが実現できれば飛躍的に業務の生産性が伸びるという人も少なくないでしょう。

そこで今回はChatGPTのスプレッドシートでの使い方について分かりやすく解説していきます。

ChatGPTのスプレッドシートの使い方を分かりやすく解説

ChatGPTのスプレッドシートの使い方の概要

ChatGPTをスプレッドシートで使うためにはおおまかに以下のような手順が必要です。

1.オープンAIアカウントの登録

2.APIキーの取得

3.アドオンの追加

使い方自体は意外と難しくありません。

今までスプレッドシートで多少のスクリプトを書いたことのある人であれば難なくスプレッドシートでChatGPTを活用できることでしょう。

一方で、逆にそうした経験がないと分からないことばかりのはずです。

そこで今回は上記のステップに分けてかなり優しくスプレッドシートでのChatGPTの使い方を解説していきます。

なお、ChatGPTで使うスプレッドシートは特に断りがないかぎり普通はGoogleスプレッドシートを指します。

エクセルに関しては遅からずマイクロソフトがChatGPTを標準搭載すると思われますのでそちらの登場を待ちましょう。

ChatGPTのスプレッドシートの使い方【登録】

スプレッドシートでChatGPTを使うためには開発元であるオープンAI社のアカウントが必須です。

まずはそちらを登録しておきましょう。

登録方法は極めて簡単で、オープンAI社の公式サイトで申し込むだけです。

特に書類などは必要ありませんし、一般的なアプリのようにグーグルアカウントがあればそちらでも登録可能です。

ものの数分で登録できるので、あとは実際にそのままChatGPTを使えます。

また、基本的なChatGPTの使い方に関しても同じプラットフォームで確認できます。

いきなりスプレッドシートで使う前にまずは純粋なChatGPTで基本的な挙動や回答の精度を体感しておきましょう。

ちなみに、同サイトには技術者向けや教育機関向けのドキュメントが公開されています。

より詳しいChatGPTの使い方を調べたい人はそれらに目を通しておくことをおすすめします。

ChatGPTのスプレッドシートの使い方【APIの取得】

ChatGPTをスプレッドシートで使うにはAPIキーと呼ばれるパスワードのようなものが必要です。

まずスプレッドシートは置いておいて、オープンAI側でそのAPIキーを取得しましょう。

これは登録済みのオープンAIアカウントから取得できます。

APIキーはオープンAIアカウントのアカウント情報の「View API Keys」の「Create new secret key」で取得できます。

ChatGPTではなく「オープンAI」のアカウントから確認できます。

このAPIキーはオープンAIのシステムを他のアプリとつなげる窓口のようなもので、さまざまな使い方ができます。

また、Secretとあるようにこれは極めて重要な情報です。

自分以外の人が閲覧できないように厳重に管理しましょう。

なお、今のところは誰でも無料でAPIキーを取得できていますが、今後有料化する流れも十分にありえます。

スプレッドシートでのChatGPT活用に興味のある人はなるべく早く試しておいたほうがよいかもしれません。

ChatGPTのスプレッドシートの使い方【アドオンの追加】

ChatGPTのAPIキーを取得できたら、ようやくスプレッドシートの出番です。

実際にはいろいろなやり方がありますが、アドオンを用いた使い方が一般的です。

アドオンとはスプレッドシートにいろいろな機能を組み込める機能です。

GoogleのマーケットプレイスからChatGPTに対応したアドオンを入手して設定しておきましょう。

あとは、そのアドオンの設定にしたがって先ほど取得したAPIキーを設定すればOKです。

実際の使い方はアドオン次第ですが、最も代表的なアドオンの場合は普通のスプレッドシート関数と同じです。

たとえば、あるセルに入力した質問に対する回答が、その関数の入力されている別のセルに返ってくるような挙動です。

実務的にはそのセルをさらに外部へ出力していくような使い方をすることになるのではないでしょうか。

ChatGPTのスプレッドシートの使い方の応用

ChatGPTとスプレッドシートを連携させた使い方はアドオンの利用が一般的です。

ただ、詳しい人はアドオンを使わずともスプレッドシート本来のgoogleスクリプト(GAS)だけでもChatGPTと連携可能です。

これはグーグルスプレッドシートの拡張機能である「Apps Script」で編集できます。 そちらをエディタとして使っていきましょう。

なお、ChatGPTはオープンAIの公式サイトにスクリプトのリファレンスがあります。

GASの使い方さえ分かれば、プログラム未経験の人でもそちらを見ながらスプレッドシートとChatGPTを連携させることもできるかもしれません。

とはいえ、もちろんアドオンと連携させた使い方のほうが圧倒的に簡単です。

自分で細かくカスタムしたい場合以外は無理にGASを使う必要はないかと思います。

ChatGPTのスプレッドシートの使い方の注意点

ChatGPTとスプレッドシートを連携させた使い方自体は一度設定してしまえば難しくありません。

要は質問に応えてくれるスプレッドシート関数が増えたようなものです。

ただし、それとはまた別の次元で、ChatGPTの使い方自体にそれなりの注意が必要です。

簡単に言ってしまえば、ChatGPTは間違った回答をすることが少なくないからです。

個人的には2ヶ月くらいしか触っていませんが、それでもかなり間違いが目立ちます。

それらしい、もっともらしい体で回答することからむしろ性質が悪いとさえいえます。

試しに架空の存在について質問してみると、いかにデタラメな内容をそれっぽく回答してくるか実感できるはずです。

そこを知らずにChatGPTを百科事典やウェブ検索のような感覚の使い方をすると痛い目にも遭いかねません。

スプレッドシートと連携させるにしても、いわゆるアイデア発散や成果物の叩き台構築くらいの使い方にとどめておくことをおすすめします。

ChatGPTのスプレッドシートの使い方を分かりやすく解説 まとめ

ChatGPTはAPIを使えばスプレッドシートと連携させた使い方も可能です。

具体的な使い方もそこまで難しくはなく、オープンAIアカウントで取得したAPIキーをアドオンに設定すればよいだけです。

また、アドオンなしに直接スクリプトに記述することもできます。

ただし、スプレッドシート云々以前の問題でChatGPTの回答には正確性にかなり不安が残ると言わざるを得ません。

実際に使うにしても必ず別途自分でファクトチェックは必要と考えておくべきかと思います。