ChatGPT for Googleの使い方を分かりやすく解説

ChatGPTは極めて高性能な対話型AIです。そして、ChatGPT for GoogleはそんなChatGPTをGoogleChromeへ組み込んで利用できる拡張機能です。そこで今回はChatGPT for Googleの使い方を分かりやすく解説していきます。

ChatGPT for Googleの使い方の概要

ChatGPT for Googleは以下の流れで使えます。 ・オープンAIアカウントの登録 ・ChatGPT for Googleのインストール ChatGPT for Googleは文字通りChatGPTがベースの機能です。そのため、まずChatGPTそのものを使えるように開発元であるオープンAI社のアカウントが必須です。そして、ChatGPT for GoogleはGoogleChromeの拡張機能なので、そちらも別途インストールする必要があります。ここまでが若干面倒ですが、そこまで終わらせればあとの使い方は極めて簡単です。あとは普通にGoogleChromeで検索する際に、あわせてChatGPTに同様の内容を尋ねた際の回答も表示されるようになります。ではここからは上記の手順別にChatGPT for Googleの使い方をもう少し詳しく解説していきます。ただし、先に断っておくと、個人的にはChatGPT for Googleの利用はおすすめしません。あとで詳しく述べますが、メリットよりもデメリットのほうが多く、有効な使い方がまったく思いつかないからです。

ChatGPT for Googleの使い方【アカウント登録】

大前提として、ChatGPT for Googleを使うにはChatGPTそのものを使えるようにしておく必要があります。 ChatGPTはオープンAI社の開発したシステムで、それを使うためにはオープンAIアカウントが必要です。といっても難しいことはありません。これは公式サイトから簡単に誰でも登録できます。面倒な個人情報も不要で、簡単なフォームを送信するだけでOKです。また、Googleアカウントでの登録も可能です。 ChatGPT for Googleをインストールする前に、まずはオープンAIアカウントの登録を済ませておきましょう。ちなみに、オープンAIアカウントはAPIを発行する際に重要になってきます。 APIとはChatGPTを他のアプリと接続するための窓口のようなもので、利用方法を覚えるとChatGPTをさらにいろいろな使い方をできるようになります。無理に手を出す必要はありませんが、存在は覚えておくことをおすすめします。

ChatGPT for Googleの使い方【インストール】

ChatGPT for GoogleはGoogleChromeの拡張機能のひとつです。したがって、別途その拡張機能をGoogleChromeへインストールする必要があります。こればGoogleChromeのウェブストアから無料で入手可能です。ウェブストアから「ChatGPT for Google」で検索してインストールしておきましょう。その後、オープンAIアカウントへサインインしたうえでChatGPT for Googleをブラウザ上で起動すれば準備完了です。使い方も先ほど解説したとおりで、あとはGoogleで検索すると同時にChatGPTの回答も表示されるようになります。なお、ChatGPT for GoogleはChatGPT公式アプリでもなければGoogleの公式でもありません。単に第三者が作成した拡張機能にすぎません。特に安全性に問題はありませんが、一応、その点は勘違いしないようにしておきましょう。

ChatGPT for Googleの使い方のメリット

ChatGPT for GoogleのメリットはさもGoogleChrome組み込みAIのような使い方をできることです。しかし、実際のChatGPTはブラウザベースのシステムです。本来は「ChatGPTをブラウザ上で開く→やり取りする」というのが基本の使い方です。しかし、検索と同時に解答のあるChatGPT for Googleならばその手間が省けます。これはたしかに分かりやすいメリットといえるでしょう。ただ、個人的にはそれ以外のメリットを見いだせません。そうした使い方はChatGPT本来の特徴や魅力のかなりの部分を削ぎ落としているように思えるからです。基本的にはメリットよりもデメリットのほうが大きいような印象です。

ChatGPT for Googleの使い方のデメリット

ChatGPT for Googleのデメリットはいくつかあります。まず、ChatGPT自体の履歴をかなり汚してしまいます。 ChatGPTは質問をスレッド形式で保存する仕様です。その点、ChatGPT for Googleを使っているとGoogleChromeで検索するたびにスレッドが増えていってしまいます。また、そもそもChatGPTはあまり調べ物に向いていないというデメリットも無視できません。それこそChatGPT for Googleを使えば分かりやすいですが、ChatGPTの回答には間違いや嘘も少なくありません。検索エンジンのような使い方はすべきではないでしょう。仮にChatGPTが検索エンジンの代わりになるようであれば、そもそもGoogleではなくChatGPTで検索すればよいだけ。拡張機能として同時に表示させる意味もありません。 ChatGPT for Googleを使うにしても別の使い方を主たるものとして考えることをおすすめします。

ChatGPT for Googleの使い方【カスタム】

ChatGPT for Googleは詳細なカスタムも可能です。たとえば、最も便利な設定は「トリガー」です。ここで「Always」を「Question Mark」や「Manually」に変更しておくことで必要なときにだけChatGPTを起動させられるようになります。ここを変更しておけば、ChatGPT for Googleでスレッドが貯まるというデメリットはある程度解消できます。ただ、同時にGoogleChromeでChatGPT for Googleを使う意義もほとんどなくなります。こうした部分を考えると、やはりChatGPT for Googleの有効な使い方が分かりません。現状、ブラウザ組み込み型のAIではMicrosoft Bingほど便利な使い方をできるものはないと思われます。 BingでChatGPTを使うにはEdgeの利用を余儀なくされてしまいますが、個人的にはChatGPT for Googleを使うくらいであればまだそちらのほうがマシなのではと思います。