クレジットカードを利用しなくてもVisa加盟店で利用できるプリペイド式カードとして有名なのが、バンドルカードです。
しかし同じようなプリペイド式のカードの1つにVプリカがあります。
どちらもネット上にバーチャルカードが作れるというイメージのあるバンドルカードとVプリカですが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、バンドルカードとVプリカの違いを分かりやすく解説していきます。
バンドルカードとVプリカの違いを分かりやすく解説
バンドルカードとVプリカってどっちが便利なの
— 文月十日 (ふみづきとうか) (@07__10) 2017年11月13日
審査不要ですぐにバーチャルカードが発行されるバンドルカードとVプリカ。
どちらもVisa加盟店にてクレジットカードのように決済を行うことができるようになっています。
そしてこれから、このようなプリペイドカードタイプのVisaカードを作ろうと考えている人の中には、バンドルカードとVプリカのどちらを使おうか悩んでいる人もいるでしょう。
同じようなプリペイド式のカードに見えるバンドルカードとVプリカですが、次項から紹介するような違いがあります。
Vプリカはネット専用・バンドルカードはリアルカードの発行で実店舗でも利用可能
Vプリカとバンドルカードの大きな違いの中で、利用可能な場所の違いがあります。
Vプリカは、基本的にネット専用のプリペイドカードであり、ネットショップやゲーム課金などのできる場所でさらにVisaが利用できる場所にて使えるようになっています。
対するバンドルカードも、発行当初はVプリカ同様にネット専用の決済サービスとなっており、ネット上のVisa加盟店にて利用することが可能です。
しかしバンドルカードの場合には、希望があればプラスチック製のリアルカードを発行することもできてリアルカードを発行することによってVisa加盟店の実店舗でも利用できるようになります。
- バンドルカード...ネット上と実店舗で利用可能
- Vプリカ...ネット上のみ利用可能
Vプリカには専用アプリはないがバンドルカードには専用アプリがある
バンドルカードとVプリカの基本操作の違いとして大きいものが、専用アプリがあるかどうかです。
Vプリカの場合には専用のアプリは今のところ登場しておらず、カードの管理はVプリカの公式サイトから行う形になっています。
一方のバンドルカードには専用アプリが存在し、アプリをダウンロードすることでアプリ内でカードを管理することが可能です。
またバンドルカードはパソコンから公式サイトにアクセスしてカードの管理を行うことも可能ですが、アプリよりも利用が制限されていることが多くなっています。
- バンドルカード...カード管理が基本的にアプリ
- Vプリカ...カード管理が基本的にwebサイト
Vプリカには年齢制限があるがバンドルカードには年齢制限がない
Vプリカとバンドルカードには、使える年齢の違いもあります。
Vプリカの場合には、利用可能年齢が18歳以上と利用規約にて決められてい流ようです。
一方でバンドルカードの場合には利用の年齢制限がありません。
そのためバンドルカードは中学生や高校生でもアプリをスマホにインストールすればすぐに利用することが可能です。
ただし、どちらも未成年が利用するのであれば親権者の同意が必要になりますので注意してください。
- バンドルカード...年齢制限なし(ただし未成年は親権者の同意が必要)
- Vプリカ...18歳以上
Vプリカは前払いのみだがバンドルカードは後払いも利用可能
Vプリカもバンドルカードも登場当初は、Visa加盟店にて利用できるプリペイドカードとして登場しました。
そのためどちらも利用前にカード残高をチャージすることで、チャージした分をカード決済にすることが可能というシステムです。
しかしバンドルカードでは、現在「ポチっとチャージ」という後払い制のチャージ方法が登場しています。
ポチっとチャージは、一旦チャージ分の金額を前借りして利用月の翌月の末日までに手数料と共にお支払いをするというシステムです。
手数料がかかるのと、クレジットカードに比べると限度額が低めの設定にはなりますが、後払いでカードを利用できるという利点があります。
- バンドルカード...前払いと後払いが利用できる
- Vプリカ...前払いのみ
Vプリカは口座維持手数料がかかる場合があるがバンドルカードは無料で利用できる
Vプリカやバンドルカードなどのプリペイド式Visaカードの場合、一定期間の利用がなければ口座維持手数料を徴収するというものも少なくありません。
Vプリカの場合も口座維持手数料がかかる場合があり、未使用期間が3ヶ月を超えると口座維持手数料として毎月125円がチャージ残高から徴収される形になります。
以前はバンドルカードも120日を超えて未使用期間があると、口座維持手数料として30日毎に100円を徴収していましたが現在では期間に関係なく全て無料で利用できるようになりました。
頻繁に利用するという人であれば、どちらのカードでも問題ありませんが、使わない期間が長期化しそうな人の場合には無料で利用できるバンドルカードを作っておくのがおすすめです。
- バンドルカード...未使用期間に関係なく無料で利用できる
- Vプリカ...未使用期間が3ヶ月を超えると毎月125円の手数料がかかる
チャージ方法はVプリカが3種類でバンドルカードが7種類
VプリカもバンドルカードもVisa加盟店での決済が可能ですが、どちらもチャージした分のみ決済が行えるようになっています。
そしてそのチャージ方法がVプリカの場合はクレジットカード払い・ネットバンキング・コンビニ払いの3種類から選ぶことが可能です。
一方のバンドルカードの場合には、クレジットカード払い・ネットバンキング・銀行ATM(ペイジー)・コンビニ払い・ドコモ払い・ビットコイン払い・ポチっとチャージの7種類から選べるようになっています。
チャージ方法の選択肢の多さはバンドルカードの方が多くなっていますが、クレジットカード・ネットバンク・コンビニ払いの3つはどちらも利用可能です。
自分が支払いをしやすい方法が選択できるカードを選ぶのも、重要なポイントだといえるでしょう。
- バンドルカード...クレジットカード払い・ネットバンキング・銀行ATM(ペイジー)・コンビニ払い・ドコモ払い・ビットコイン払い・ポチっとチャージの7種類のチャージ方法が選べる
- Vプリカ...クレジットカード払い・ネットバンキング・コンビニ払いの3種類のチャージ方法が選べる
バンドルカードとVプリカの違いを分かりやすく解説まとめ
今回は、バンドルカードとVプリカの違いを分かりやすく解説してきました。
バンドルカードとVプリカは、どちらもプリペイド式のVisaカードですが、利用可能な範囲やチャージ方法、基本的なルールなどに違いがあります。
まずはそれぞれの特徴をしっかり把握して、より利用しやすい方を選んでいくようにしましょう。