ブログのURLを変更するリスクとしてどのようなダメージがあるの?
URLの変更で301リダイレクトを行えばブログの評価に影響を与えないって本当?
ブログのURLの変更リスクを踏まえて、変更すべきかを判断したい。
あなたは今、このようにお考えですよね。
ブログの運営をつづけていると、URLを変更したいというシーンに出くわすことがあります。
URLの変更は自由にできますが、301リダイレクトとはどのようなものか、それによるリスクについて詳しく解説していきましょう。
ブログのURLの変更とリスクを分かりやすく解説
ブログのURL変更のリスクを回避する「301リダイレクト」
ブログのURLを変更するリスクは301リダイレクトで回避できると考えられています。
301リダイレクトとは、新しいURLに古いURLの情報を転送するしくみをさしており、SEОの効果を引き継ぐことができます。
しかし多くのウェブ制作会社やSEО業者は、301リダイレクトを推奨していません。
その理由は、少なからずブログのURL変更を行うことで、SEОに関するリスクがあるからです。
ブログのURL変更のリスク3つ
ブログのURLを変更するリスクは、3つあります。
- 被リンクがなくなる
- 内部リンクがなくなる
- SEOの評価が下がる
被リンクがなくなる
ブログのURLを変更するリスクは、これまで獲得してきた被リンクがなくなってしまうことがあげられます。
被リンクとは、外部のサイトから自分のブログにリンクを貼ってもらうことをさします。
Googleは質のよいページからの被リンクがあるページやブログを高く評価するため、被リンクを受けることでSEО効果は高まり、検索上位に表示されやすくなります。
ブログのURLを変更すると、被リンク元のページに404 NOT FOUNDが表示されます。 404 NOT FOUNDのページはGoogleに評価されないため、
ブログのURLを変更すると、被リンクの効果を変更前のURLに置いてけぼりにすることになるというリスクがあります。
また被リンク元のページからブログにアクセスしてくれた読者のページにも404 NOT FOUNDが表示されるため、読んでもらうことができないというリスクがあります。
読者に有益なコンテンツを提供していれば、知らずのうちにブログで被リンクを獲得しているケースも少なくありません。
特に現在は、ツイッターなどのSNSで気軽にブログの記事をシェアできるため、いつの間にか被リンクが集まっているケースもあるでしょう。
SNSはnofollowが記述されているため、被リンクを受けてもSEО効果は期待できませんが、ユーザー数の多さからシェア効果に優れているため多くの読者を得る効果が期待できます。
ブログ・SNSに関係なく、ブログを読んだ読者が「とても役立つ」「この情報を他の人にもシェアしたい」と思ったときに被リンクを得ることができます。
急激に被リンクを獲得できるわけではなく、日頃のブログの更新でコンテンツを充実させていく過程でコツコツと被リンクを積み上げていくことができます。
長期間にわたり積み上げてきた被リンクをURLの変更で失ってしまうことは、ブログにおいて大きなリスクになると言えるでしょう。
内部リンクがなくなる
ブログのURLを変更するリスクとして、内部リンクがなくなってしまうこともあげられます。
内部リンクとは、自分が運営するブログで関連記事をリンクで結ぶことをさしており、リンクすることでブログの評価を高めてSEО効果をアップことができます。
Googleは専門性と利便性が高いブログを、高く評価するため、SEOで有利になります。
内部リンクを貼るとブログの回遊率が高まり、読者を関連ページに誘導できることから、利便性が高くなります。
同時にGoogleのクローラーの回遊率も高くなりますが、同じジャンルのページが多いと判断されれば、専門性の高いサイトと評価されることになります。
ブログのURLを変更すれば、元のURLにアクセスしたときに404 NOT FOUNDが表示されてしまい、Googleからの評価を受けることができません。
URLの変更で問題になってくるのが、すべての内部リンクの修正です。
一般的にブログのURLの変更を検討するのは、すでに一定の評価を得ているサイトが、さらに集客率や収益性を向上させるために検討していると考えられます。
すでに一定の評価を得ているということは、内部リンクの数が多いことが予想されるでしょう。
修正箇所の多さから、すべてを修正することは莫大な時間がかかってしまうというリスクがあります。
もし修正できたとしても、ブログのURLの変更リスクとして、次項で解説するSEОの評価に影響を与えるリスクもあるため注意しなければいけません。
SEOの評価が下がる
ブログの被リンクと内部リンクがなくなってしまうことも、ブログのURLの変更によってSEОの評価が下がってしまう要因ですが、まだあります。
Googleは、ウェブページやブログをURL単位で把握しています。
こちらではブログのURLを変更しただけのつもりでも、Googleは「古いブログがなくなって、新しいブログが誕生した」と認識します。
Googleのインデックスから古いブログの情報が削除されない状態で、新しいブログが公開されると、重複コンテンツと見なされます。 重複コンテンツはGoogleの重大なペナルティ対象になるため、検索順位の下落が予想されるでしょう。
このため301リダイレクトを行い、ブログのURLを変更して転送していることを検索エンジンに伝える必要があります。
しかし301リダイレクトを行っても、URL変更前のような評価は得られなくなってしまうというデメリットもあります。
301リダイレクトをしてもデメリットを0にはできないため、最悪の場合以外は、URL変更をしないほうがよいと考えておくべきでしょう。
ブログのURL変更はリスクとメリットがある
ブログのURLを変更する目的は、SEO効果を引き継げるというメリットがありますが、ここまでの解説の通りブログの評価を下げるリスクもあることを忘れないでおきましょう。
301リダイレクトはわずらわしい作業になりますし、100%の評価を引き継ぐことは専門家にも難しいと考えられています。
被リンクの消失リスクがありますし、内部リンクの変更なども行うのであれば、301リダイレクトを行わずに新規サイトを立ち上げを検討してみてもよいかもしれません。
新規ブログの開設で、結果的に良い結果が得られたというケースは多いからです。
どの方法なら最小限にリスクを抑えられるのかをよく考えてから、ブログのURLの変更を行いましょう。
ブログのURLの変更とリスクを分かりやすく解説まとめ
ブログのURLの変更とリスクについて解説しました。
そもそもブログのURLの変更には何らかのリスクがついてきます。
リスクを抑えるための選択肢としては、SEОの評価が下がるリスクを理解したうえで301リダイレクトをする、
新規ブログを開設する、いっそのことURL変更をあきらめるのいずれかになります。